悪質な買取業者にご用心ください

2021年11月20日

2021年11月に入り、非常に悲しい事件が起きています。

・不用品買取を装って訪問し「貴金属も見せて」と要求し指輪を盗む・・・元バレーボール選手逮捕

・不用品買取業者の男は執拗に売るように迫り80代男性を突き飛ばし、現金5,000円と銀杯2個を奪う。しかも「俺にケンカ売る気か」と脅しています。

上記の事件は、ここ数日の間に立て続けにネットニュースに掲載されていました。
2件ともに高齢者の方が被害者です。

買取業者を選ぶ4つのポイント

どのような経緯で不用品買取業者に依頼したのかわかりませんが、最近の主流は「ネット広告」や「ネット検索」により業者を選定し、依頼をすることが大半となっております。
今回の事件として表沙汰になったのは氷山の一角と考えられます。
ネット検索により業者に訪問をしてもらい嫌な気持ちや思いをした方も大勢いるのでは？と心配です。
さらには怖い思いをした方もいるのではないか？と考えると非常に腹が立ちます。

当社「カメシタ」も生前整理や遺品整理などのご依頼を通じて「不用品の買取」の依頼もございます。
片付け費用を少しでも安くするためにも「不要な物を買い取ってもらい現金化」したい方の心理は皆さん同じです。当然、わたしも逆の立場なら同じ要求をします！
そこで、長年の遺品整理専門業者としての経験や実績による個人の見解といたしまして記事を読まれた方の参考にしていただければと思い、いくつかポイントをお伝えします。

①「ネット検索」による業者の選定では、はっきり言って表面上のHPだけでは良い業者と悪い業者の判断は難しいです。
会社情報・業界実績・口コミ・資格や許認可の有無・加盟団体などを確認してください。

②「電話対応」は男性でも女性でも、社内教育の状態が判断できるファーストインパクトとなります。
受け答え方・説明内容・レスポンス・対応スピードなどを見てください。

③「訪問した査定員」は大半が営業経験者ですので、感じの良いふるまいをすると考えられます。
名刺を渡すか？古物商を有していることを伝えてくれるか？依頼者の要望を聞いて理解してくれているか？良いことばかり話しすぎていないか？買取りを急いでいないか？冷静に確認してください。

④「居座り」何か買い取れるものがないか世間話をしながら探り、長時間滞在する査定員がいます。
目的の品以外にも何かないかと色々と持ち掛けてくるか？
査定員は会社に確認をすると言って返事が来るのが遅すぎるのは、実は居座られていたりすることもございます。

以上が簡単ではございますが、当社のご依頼者様から聞いた「不信感・嫌な感じ・心配・不安」な気持ちになった事例となります。

常にお客様目線で考えます

買取業者は、いかに安く仕入れをするかが商売の勝負となります。
当然、「人件費や移動経費」をかけて見積り査定に伺っていますので少しでも商売にならないかを考えて話をすることは当然のことかもしれません。
さらに、買い取った品物は「動作チェック・清掃・整備」をして商品化いたしますので安く買い取りたい気持ちも理解できます。
正直、当社カメシタも同様な経費を含めた考えで査定することもございます。
「人件費・移動経費・動作チェック・清掃・整備」のことも考え査定額を提示すると、ご依頼者様の感覚では安すぎる気がすることももちろんございます。これは仕方がないことだと思います。
当社が一番重要にしていることは、ご依頼者様との間に
「査定金額の感覚の誤差が生じてしまう事実」
「不得意な分野に関しては正直に伝えること」
「当社よりも高額で買取してくれそうな業者の提案」
は当社スタッフの共通認識として社内教育を受けております。
当社が重要にしていることは、ご依頼者様にとってベストな選択となることが大切だと考えます。

また、当社は遺品整理士認定協会「優良事業所」として認識されている会社ではございますが、当社は協会と連携を結び「情報の交換及び情報の共有」を常に図っております。
協会には全国に加盟している会員様がおります。全国から集まる情報をもとに協会では会員全てに情報の発信を常に行っており、当社も大変役立たせていただいているだけではなく、非常に頼りになる存在でもあります。
当社も含め、遺品整理士認定協会に加盟している団体は協会に加盟するための審査を通り、ヒヤリングの結果、会員になっておりますので比較的信頼できる業者が多いです。

今回のような不用品買取に関する事件が今後なくなる事を祈りながら、また同業者として悪徳業者の監視も行うとともに撲滅に向けた方向に少しでも導けるよう今後も気を引き締めてがんばっていきます。
もし被害にあったかもしれない。断るのが不安だ。等のご心配のある方は、遠慮なく当社にご相談ください。

少しでもお役に立てる助言やアドバイス等ができれば幸いです。
また、悪質・悪徳業者に関しては監督機関に通報・遺品整理士認定協会に報告等を行いながら対処しています。